FACT AND FANCY


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2010/07/05 ♂
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gremz
『知のトップランナー149人の美しいセオリー』ジョン・ブロックマン編
シンプルな原理が複雑な世界を解き明かす。科学やアート、実業などの世界の最前線で活躍する第一人者たちのお気に入りの美しいセオリーとは何か?文字通りの革命的大発見から意外でユニークな「法則」まで、世界の知が総結集した贅沢なアイディア集。


キャッチーなタイトルだし、水色の装丁も美しいし、持っているだけでもワクワクしてしまう類の本。もちろん内容も素晴らしかった。
様々な分野で活躍する149人が「あなたのお気に入りの、深遠で、エレガントで、美しい説明は何ですか?」という問いに答えたもの。ひとりあたり数ページなので読みやすい。難しいところもあったけど・・・それはそれで。
同じことを扱っていても、その人の専門分野によって捉えどころが違ってくるのが興味深かった。





| BOOKS 2017 | 01:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー
すべてを破壊した“九年戦争”の終結後、暴力を排除し、共生・個性・安定をスローガンとする清潔で文明的な世界が形成された。人間は受精卵の段階から選別され、5つの階級に分けられて徹底的に管理・区別されていた。あらゆる問題は消え、幸福が実現されたこの美しい世界で、孤独をかこっていた青年バーナードは、休暇で出かけた保護区で野人ジョンに出会う・・・


ディストピア小説の古典的名作の新訳。
あらゆるものが徹底的に管理された世界。なのに底抜けにハッピーな世界。実際は恐ろしいことだったり考えちゃったりすることだらけなのに、シュールすぎて笑ってしまう。
新訳がいいのかもしれないけど、今読んでも全然古びていなかった。というか、現実世界のこれからを予言しているような気がする・・・





| BOOKS 2017 | 02:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
『夢宮殿』イスマイル・カダレ
名門出の青年が職を得たのは、〈夢宮殿〉。迷宮のような建物の中には、選別室、解釈室、筆生室、監禁室などが扉を閉ざして並んでいた。国民の見た夢を分類し、解釈し、国家の存亡に関わる夢を選び出すこの機関に職を得た青年は、その歯車に組み込まれていく。国家が個人の無意識の世界にまで管理の手をのばす怖るべき世界を描いた、幻想と寓意に満ちた傑作。


タイトルのファンタスティックな印象とは違って実際は、全体主義体制下の世界を描いたディストピア小説・・・なのだろうけどあまり陰鬱さは感じない。ほどよい(?)重苦しさがただよう物語。主人公が迷路のような職場(夢宮殿)の中をたびたびさまようのは悪夢っぽい。
夢宮殿という謎組織に加えて、名門一家を取り巻く不穏な空気とかミステリ的な要素もあって惹きつけられた。





| BOOKS 2017 | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) |