FACT AND FANCY


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2010/07/05 ♂
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gremz
『今日から地球人』マット・ヘイグ
ケンブリッジ大の権威ある数学者アンドルーの奇行は、異星人にのっとられたからだった。その目的はリーマン予想を証明する者の暗殺。学者ののっとりは成功、が、アンドルーの妻と息子の純粋さ、飼い犬の優しさに心動かされ、人を好きになっていく・・・異星人本部から殺しの指示が強まる中、彼の決断は?


この内容でなんでHM?と疑問に思うくらい思いっきりSF設定なヒューマンドラマ。主人公は異星人だけど。
異星人の目を通してユーモラスに"人間"という存在のいいところ、悪いところが描かれている。息子へのアドバイスは笑える一方で考えさせられるし、感動もした。傑作!



| BOOKS 2014 | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
『最後の1分』エレナー・アップデール
クリスマス前のある日、ヒースウィックの町で複数の爆発事故が同時に起きた。クリスマスに娘が会いに来るのを楽しみにしている老人、一世一代の大葬儀を前にした葬儀屋の主、次期選挙を控えた不倫中の政治家、就職の面接を目前にした冴えない若者、校外学習に向かういたずらっ子を満載したバス、だれかれかまわず話しかけて漫談を聞かせる物乞い・・・登場人物たちの人生のひとコマを凝縮し、見事に描いた異色の傑作。


物語に描かれているのは、未曾有の大惨事が起こるまでの1分間の出来事。この町で暮らす普通の人々の日常やそのときどきの想い、事故後半年も明らかになっていない爆発事故の因果関係が、1章につき1秒分。鮮やかでリアルに浮かび上がってくる大勢の登場人物たちの向かう先がわかっているから、止まらないカウントダウンが切ない。
設定が面白いな〜と予備知識なしに手に取った本だけどアタリだった。



| BOOKS 2014 | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
『日時計』クリストファー・ランドン
私立探偵ケントのもとを訪れた美容師の男は、誘拐された三歳になる愛娘の発見と救出を依頼した。事件の手がかりはただひとつ、娘の生存を知らせるため、一週間おきに犯人が送りつけてくる写真だけ。ケントは妻と異能の友人ジョッシュの力を借り、数葉の写真から犯人の所在を割り出そうとするが・・・


1950年代の作品だから当然だけど、ちょっと古めかしい英国ミステリ。
前半は若干スローテンポながら読ませる謎解き、後半は一気に駆け抜けるような勢いのある脱出劇でメリハリがあって楽しめた。

今年の東京創元社復刊フェアはSF、ミステリ共にほぼ全部欲しいくらいのラインアップでうれしかった!



| BOOKS 2014 | 15:41 | comments(0) | trackbacks(0) |